製図用語 JIS Z 8114
JIS規格/製図用語 JIS Z 8114/について。
適用範囲、用語及び用語の定義など。
製図用語(JIS Z 8114) では、主に製図に関する製品技術文書情報に用いられる用語について規定されています。
JIS規格における、製図用語(JIS Z 8114) の正式名称は以下です(英文含む)。
JIS Z 8114:1999 製図-製図用語
Technical product documentation−Terms relating to technical drawings
製図用語(JIS Z 8114)では、主に以下の内容・分類で製図に関する用語が規定されています。
2.1 製図一般に関する用語
製図、図面、図形、図(グラフ、表形式図、計算図表、要目表)、詳細(アイテム)、製図の方式(図面の様式、線図、器具製図、CAD製図、フリーハンド製図、鉛筆書き製図、墨入れ製図、合成製図)、仕様書、部品表 など。
2.2 図面の様式に関する用語
図面の様式、必須事項(図面の輪郭、輪郭線、表題欄、中心マーク)、非必須事項(図面の区域、区分記号、裁断マーク、部品欄、照合番号、図面の来歴欄、比較目盛)
2.3 製図に関する用語
2.3.1 尺度に関する用語
尺度、(現尺、倍尺、縮尺)
2.3.2 線に関する用語
線
実線、破線、跳び破線、点線、一点鎖線、二点鎖線、一点短鎖線、二点短鎖線、三点短鎖線、一点長鎖線、二点長鎖線、三点長鎖線、一点二短鎖線、二点二短鎖線、三点二短鎖線、ジグザグ線、細線、太線、極太線、外形線、かくれ線、中心線(対称中心線、ピッチ線)、重心線、破断線、切断線、回転断面線、想像線、原形線、等高線、特殊指定線、寸法線、寸法補助線、引出線、基準線、水準面線
2.3.3 投影法に関する用語
投影法
座標方式(座標、座標軸、水平軸、座標面、投影平面、投影面、水平面、直角座標方式、直角座標、直角座標軸、直角座標面、円筒座標方式、円筒座標、円筒座標軸、極座標方式、極座標、極座標軸)
投影の要素(原点、基線、基面、停点、視点、視線、視心、視中心、視高、投影線、主投影線、投影中心、画像、地平線、消点、距離点、視円すい、視角、視円)
投影(平行投影、直角投影、正投影、軸測投影、等角投影、二等角投影、不等角投影、地形投影、斜投影、キャビネット投影、カバリエ投影、中心投影、透視投影、一点透視投影、二点透視投影、三点透視投影、鳥かん透視投影、仰かん透視投影、正投投影、正投影図、第三角法、第一角法、軸測投影法、等角投影法、等角図、斜投影法、平面斜投影図、透視投影法、鳥かん図)
矢示法、X線投影図、絵画的表現図
2.3.4 図形に関する用語
図形
外形図(立面図、正面図、平面図、側面図、下面図、背面図)、主投影図(補助投影図、部分投影図、局部投影図、部分拡大図)、断面図(全断面図、横断面図、縦断面図、片側断面図、部分断面図、回転図示断面図、切断面、切り口、ハッチング)、図形のパターン(対称図形、対称図示記号、繰返し図形、単線図示)、表現の補助(陰、影)
2.3.5 寸法などに関する用語
寸法の表示
寸法記入に関するもの(直列寸法記入法、並列寸法記入法、累進寸法記入法、座標寸法記入法、寸法補助記号)、基準(組立基準、起点記号)、寸法(サイズ、長さ寸法、角度寸法、位置寸法、機能寸法、呼び寸法、仕上がり寸法、基準寸法、実寸法、参考寸法、テーパ、こう配)、寸法の許容限界(許容限界寸法、寸法許容差)、寸法公差(製作公差、組立公差、位置決め公差、普通寸法公差)
2.3.6 幾何公差に関する用語
幾何公差
形体(単独形体、関連形体、公差付き形体、外側形体、内側形体)、幾何公差の公差域、幾何公差(形状公差、姿勢公差、位置公差、真公差、振れ公差)、データム系(データム、データム形体、データムターゲット)、理論的に正確な寸法、普通幾何公差
2.3.7 寸法公差・幾何公差・表面にまたがる用語
公差・表面など
単独形体に関するもの(包絡の条件、完全形状)、関連形体に関するもの(最大実体公差方式、最小実体公差方式、最大実体状態、最大実体寸法、最小実体状態、最小実体寸法、実効状態、実効寸法)、面の肌
2.4 図面の名称に関する用語
2.4.1 用途による用語
用途による用語
計画図(基本計画図、実施設計図)、試作図、製作図(工程図、工作工程図、据付け図、施工図、詳細図、なかばかり図、検査図)、注文図、見積図、承認用図、承認図、説明図、参考図、記録図
2.4.2 表現形式による用語
表現形式による用語
一般図、外観図、展開図、曲面線図、グリット図、表形式のもの(断面表、仕上表、建具表)、線図・ダイヤグラム(系統図、プラント工程図、配管図、電気接続図、計装図、配線図、構造線図、運動線図、運動機構図、運動機能図)、立体図(分解立体図)、スケッチ図
2.4.3 内容「による用語
内容による用語
部品図(素材図)、組立図(部品相関図、総組立図、部分組立図)、鋳造模型図、コンポーネント図・構造図(コンポーネント仕様図)、軸組図、基礎図、配置図(全体配置図、部分配置図、区画図、敷地図)、装置図、配筋図、実測図、撤去図
2.5 図面管理に関する用語
図面管理
図面の形式に関するもの(一品一葉図、一品多葉図、多品一葉図)、原図、第二原図、写図、検図、図面の登録(図面台帳、図面カード、図面番号、葉番)、図面目録、出図(複写図、図面の検索)
その他
附属書(参考) 製図用機器及び製図用紙に関する用語
用語の定義など、詳しくはこちらからご確認ください。
製図
以下、製図用語(JIS Z 8114) の概要です。(JIS規格本文より引用)
1.適用規格この規格は、製図に関する製品技術情報に用いる用語の定義について規定する。
なお、ISO 10209-1 及び ISO 10209-2 で規定する用語は、ゴシック体で示す。
備考:この規格の対応国際規格を、次に示す。
・ISO 10209-1:1992 Technical product documentation - Vocabulary - Part1: Terms relating to technical drawings: general and types of drawings
・ISO 10209-2:1993 Technical product documentation - Vocabulary - Part2: Terms relating to projection methods2.用語及び定義
製図用語の用語及び定義は、次による。(割愛)
用語や定義など詳細 ⇒ 製図